バターの基礎知識

食塩不使用バター、無塩バターとは?
魅力やおすすめの活用方法をご紹介

スーパーに並ぶバターを見ると、ひと口に「バター」と言ってもさまざまな種類があることがわかります。

そこで今回は、食塩不使用バター、その他のバターの違いについて紹介します。食塩不使用バターの特徴と活用方法を知れば、いつもの料理をもっとおいしくできるかもしれません。

Index目次

バターの種類

私たちが普段口にするバターは、絞ったミルクの中に浮遊している脂肪の粒を集めて固め、練りあげたものです。消費者庁の乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)においても、バターは「生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもの」と定義されています。このことから、バターはミルク由来の非常にシンプルな食材と言えるでしょう。

無塩バターと食塩不使用バターの表記について

レシピの材料に無塩バターや食塩不使用バターという表記を、よく見かけませんか?一般的にそのように呼ばれているのは、製造の過程で食塩を加えていないバターのことです。

雪印メグミルクでも、以前は「無塩」という表記を使用していました。しかし、原料となる生乳には微量の塩分が含まれていることから、現在では製造の過程で人為的に食塩を加えていないという意味で、「食塩不使用」という表記を使用しています。

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食塩不使用バターの特徴

食塩不使用バターは、乳本来の風味を引き出せるのが特徴。主にお菓子やパン作り、料理用に利用されています。食塩摂取を制限している方や妊娠している方なども口にしやすい、という点もメリットと言えるでしょう。食塩を加えていないため賞味期限は短く、未開封の場合の賞味期限は5ヵ月ほどです。

その他バターとの違いを知ろう

食塩不使用バターとよく比較されるのが「有塩バター」です。有塩バターは、バターを作る過程で食塩を添加したものを指し、およそ1~2%の食塩を加えています。そのため、賞味期限は6ヵ月ほどと、食塩不使用バターに比べて長いのも特徴と言えるでしょう。なお、食卓に上るバターのほとんどは有塩バターです。

ここまで食塩不使用バターの特徴や、有塩バターとの違いを紹介してきましたが、バターは「非発酵バター」と「発酵バター」にも分類できます。食塩不使用バターと有塩バターが、食塩が添加されているかどうかで分類されていたのに対し、こちらは製法によって分類されているのが特徴です。実際にバターを買う際の参考になるよう、以下でそれぞれの違いをまとめました。

分類 種類 特徴
食塩添加による分類 食塩不使用バター 食塩が添加されておらず、生乳由来の成分のみでできたバター。製菓・調理用に用いられることが多い
有塩バター 1~2%の食塩を加えているバター。保存性が高く、一般に広く使用されている
製法による分類 非発酵バター 乳酸発酵させないクリームを原料としている。日本で流通しているのは、ほとんどこのタイプ
発酵バター 原料となるクリームを乳酸菌で発酵させてから作られる、特有の芳香があるバター。ヨーロッパで広く流通している

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食塩不使用バターのおすすめの使い方

乳本来の風味が楽しめる食塩不使用バターは、お菓子や料理でよく使われます。上手に活用すれば、特別な日の食卓がより素敵になるでしょう。ここでは、そんな食塩不使用バターのおすすめの使い方を紹介します。食卓を彩る特別なレシピとしても、ぜひ役立ててください。

フルーツたっぷりクリスマスケーキ

お好みのフルーツをたっぷり乗せて作るクリスマスケーキです。いちごやラズベリー、ブルーベリー、アメリカンチェリー、マスカットなど、色とりどりのフルーツを使えば見た目も豪華に仕上がります。生地にはホットケーキミックスを使用するため、豪華な見た目ながら比較的手軽に作れるのも魅力です。

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プチチョコレートタルト

パーティーにアクセントを添えるスイーツとしてはもちろん、贈り物にもぴったりなプチチョコレートタルトです。タルト生地から作っていきますが、全体の調理時間は30分ほど。バレンタイン用にする場合、飾り用のチョコを絞ってタルトの上にハートを描いてみるのもよいでしょう。ぜひチャレンジしてみてください。

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板チョコでつくる しっとりマドレーヌ

マドレーヌは型を使って好きな形にアレンジすることができます。ハートの型を使えばバレンタインの贈り物にもなります。しっとりした食感は、幅広い年代から好まれるはず。また、今回のレシピは市販の板チョコを使用するので、手軽に作れるのも魅力です。

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レンジでバタークリームカップケーキ

「カップケーキ」というと作るのが難しいイメージがありますが、今回紹介するのはレンジを使った簡単レシピです。カップケーキの上にバタークリームを丸く整えて乗せ、その上にサクランボを乗せるので見た目も華やか。

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いちごのふわふわチーズケーキ

クラッカーとクリームチーズ、いちごのリキュールを使ったスイーツです。こちらも、好きな型を使ってさまざまなアレンジができます。お好みのフルーツソースやジャムを使って、味のアクセントを変えるのもおすすめ。ふわふわした食感を楽しめるのも魅力です。

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トースターでチョコナッツバターサンド

シンプルな見た目ながら、チョコチップやアーモンドダイスが詰まったチョコナッツバターサンド。チョコバタークリームを挟むクッキー部分をトースターで仕上げる手軽さも魅力です。

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バターサブレ

食塩不使用バター、砂糖、薄力粉と3つの材料で作れるバターサブレです。「材料を混ぜてひとまとめにする」「生地を冷蔵庫で休ませる」「オーブンで焼く」と作り方もシンプル。一気に20枚程度作れるので、普段のおやつにはもちろん、大人数が集まるパーティーにもおすすめです。

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余った食塩不使用バターの
正しい保存方法を知ろう

お菓子作り用に買った食塩不使用バターが余ってしまうこともあるでしょう。風味や味を損なわないよう、以下で紹介する正しい保存方法を参考にしてください。

余った食塩不使用バターは、なるべく空気にさらさないよう銀紙をしっかりと密着させるか、密閉力の高い容器に移し替え10℃以下で冷蔵保存しましょう。適切ではない保存方法としては、「温度や湿度が高い所に置いたままにしてしまった」「日光に当てていた」「銀紙をはがして放置していた」などが挙げられます。また、バターは他の食材のにおいを吸収しやすいので、においの強い食材と一緒に保存しないことも重要です。

ただし、バターは「なるべく早めに使い切る」ことが基本です。お菓子作りや料理に積極的に取り入れて使い切り、新鮮な状態で本来のおいしさを楽しみましょう。

バターの上手な保存方法とは?
賞味期限やおいしく使い切るコツを知ろう

雪印メグミルクの
「雪印北海道バター 食塩不使用」

雪印北海道バター 食塩不使用

「雪印北海道バター 食塩不使用」は、料理やお菓子作りにぴったりな食塩不使用タイプ。先ほどご紹介したレシピにも活用できます。また、パッケージには本製品を使用したレシピものっているので、料理の幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

雪印北海道バター 食塩不使用

乳本来の風味が楽しめる
食塩不使用バターで
食生活を豊かに

食塩不使用バターは、有塩バターに比べて塩味が控えめなので、さまざまな料理に活用できます。また、食塩が添加されていないため、血圧が気になる方や、妊娠中の方が口にしやすいのも魅力です。食塩不使用バターで、毎日の食生活を豊かにしてみませんか?

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