可動式の棚が多いうちのキッチンで、この収納棚は珍しく造りつけになっています。壁面に白、棚板の厚みには白と濃紺のタイルをチェッカー柄に貼っているせいか、初めて目にした人の印象にも残るみたい。それだけに使いやすさと美しさ、楽しさを兼ね備えた収納を心がけています。棚の奥行きは大きめの保存ビンが納まる程度。以前はお菓子の道具や材料を集めていましたが、少し前の模様替えで今は乾物コーナーです。というのも、乾物は保存がきくのをいいことについしまい込んでしまいがち。結局使わずじまいで古くなってしまうことも。でもこうして目につくところに置くと、ひじきと干ししいたけは戻して煮ものにしようとか、あずきは煮てデザートを作ろうとか思います。だし用の昆布、洋風料理のローリエ、お茶にも使う乾燥ハーブ。さらに小腹がすくと食べる私の好きなシリアルなど、出番の多いものもあれこれ保存ビンに入れて並べてみると、なんだか楽しくて、ちょっと幸せな気分です。