手のひらに収まるくらいの小皿と、もうひと回り小ぶりな豆皿は、私の大好きな器です。街歩きや取材の旅先などでずいぶんたくさんの小皿、豆皿と出合いました。少しずつ集めたつもりが、長い間には自分でも驚くくらいの枚数になっています。収納は引き出しを利用したり、お気に入りの器を集めた食器棚に納めていますが、中には1~2枚単位のものもあり、重ねて奥に入れるとつい使いそびれていることも。そこで私が実践しているのは、そのときどき使いたい器を10種類前後、ひとつのトレーに並べてキッチンの目につくコーナーに置いておくことです。丸皿、長角皿、葉っぱの皿、桜花皿、小鉢……、大好きな陶芸作家のものから、骨董というほどではないですがちょっと古いもの、私がオリジナルで作った小皿など、由来はいろいろ。しばらく楽しんだら、また入れ替えをします。夫婦2人の暮らしには、少しずつ皿数を並べたいシーンも多く、小皿、豆皿はとても重宝。あえてお揃いにしないほうが、食べたい量に合わせたり、盛りつけを変える楽しみも生まれます。多人数でワンプレートごはんを囲むようなときは、小皿に漬けものを載せて別添えしたり、食後のくだものや甘味の取り皿などに多用しています。
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