わが家の庭のピラカンサに今年も赤い実がたわわにつき、それをついばみに鳥たちが入れ替わりやってきます。寒くなってもにぎやかなそのようすを、私はときどき仕事の手を休めて窓のカーテン越しに眺めています。庭に面したリビングの窓は一年中たっぷりと光が入るので、カーテンはほどよく遮光する麻の無地。丈は床まで、幅は布幅のままと、その半分の細長いものを組み合わせてつるしています。あえて大きくつなげていないのでカーテンにありがちな重いボリューム感はありません。ふだんは部分的に開けて庭の景色を楽しんでいますが、それぞれの両端中央にリボンテープが縫い付けてあるので、それを結べば幅は広がります。汚れたときは1枚だけはずして洗えるのも便利です。最近、ここに仲間入りしたのが、プリントの余り布をはぎ合わせたもの。丈を少し短くして、すでにあるカーテンの上部にピンチで止めて重ねています。カーテンは一度つけるとなかなか替えないものですが、こんなふうに部分的にきれいな色を加えると、部屋の印象が手軽に変えられて楽しくなります。
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