料理家としての私の日常は、打ち合わせや準備を重ねて撮影本番を迎えます。そのあとは原稿をまとめたり、チェックする仕事が続きます。撮影で使う器や小道具は予備を含めてあらかじめ決め、本番ではでき上がった料理が一番似合うと思う器に盛りつけています。器だけでなく食卓の小道具、調理道具、テーブルなどの家具も、撮影に登場するものは私が暮らしの中で実際に使っているものばかり。これは私の長年のこだわりで、私の料理は好きで集めて使っているうちの器に盛りつけ、私の日常の生活空間の中から発信したいからです。シーンに合わせてキッチンクロスやランチョンマット、ナプキンなども必要になります。以前はアイテム別に収納していましたが、最近はリビングダイニングの壁面に添って長い木のトレーを置き、そこによく使うものを集めておくようになりました。身近にまとめておくと使いたいものをすぐ探せて、とくに撮影のときは急いでいるのでこのほうが便利です。重ねた一番上には持ち重りがする箱などをのせ、重しとアクセントを兼ねます。
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