器でコンポートというと、高い脚がついたお皿のことです。クラシックな静物画の中では、果物がこぼれんばかりに盛られているあのお皿。ショーケースのケーキやチョコレートをコンポートにのせているケーキ屋さんもときどき見かけます。たしかにコンポートを使うと立体的になり、印象が華やかです。私もこのコンポートが好きで、ガラス製、陶製、金属製のものなど、いくつか持っています。ビュッフェスタイルのおもてなしでは、デザートに限らず、うちでは小さく切った豆腐に薬味をのせて並べたり、肉だんごを山のように重ねて甘酢あんをかけたり。紙ナプキンの角をきちんと揃えて小さめのコンポートにのせ、取り皿の近くに置いたりもします。効果的に使うと楽しいコンポートですが、のせたいものにちょうど合うサイズがないときは、手持ちのコンポートに盛りつけた平皿を重ねて使っています。コンポートそのものを持っていない人は、安定のよい小鉢や碗などに平皿をのせるやり方もありますから、気軽に取り入れてみてください。器使いの楽しさが広がります。
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