2011年5月
うちの夫は煎茶好きなので、目覚めの1杯は日本茶です。先に起きて家事をしたり仕事を片づけている私に、「お茶がはいったよ」と夫の声かけがあると、ふたりでお茶を飲み、気になるニュースやその日の予定などを話します。それがずっと続いていたのですが、1年前からミルクティーをいれてくれるようになって驚きました。というのも、夫は紅茶といえばレモンティーで、結婚してから38年、私がどんなにミルクティーを進めても頑としてきくことはなかったのです。それがなんと、お気に入りのマグカップに濃いめにいれた紅茶と温めたミルクをたっぷりと注ぎ、私の分だけでなく、自分の分もいれてバタートーストに添え、飲んでいるではありませんか。「どうしたの」ときくと「あなたがずっとおいしそうに飲んでいたから僕も飲んでみようかなと思った」とか。ずっと変えられないと思っていたことも変わることがあるのですね。
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