ゴーダ
オランダを代表するチーズで、世界中で愛されていますが、日本でも親しまれています。
マイルドな味わいは、日本人の嗜好にもっともあったチーズとも言われ、そのままおつまみや軽食、サンドイッチなど、幅広い料理に利用できます。
熟成の若いものは、クリーミーでさっぱりとしていますが、熟成が進むにつれて、芳醇な香りとアミノ酸由来の旨みが増し、コクがでます。
プロセスチーズの原料にもなっています。
原料乳 | 牛乳 |
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原産国・地域 | オランダ |
代表的な名称 | ゴーダ、ゴーダチーズ |
見た目の特徴 | 表皮は黄色いワックスで覆われていることが多い。 |
味の特徴 | 穏やかでクセのないマイルドな味わい。熟成が進むとうまみが凝縮され濃厚な味わいに。 |
風味 | バターのようなまろやかな香り。熟成タイプは芳醇なコクと風味。 |
熟成期間 | 1~48ヶ月それぞれの熟成で味わえる。 |
製法は、一般的な「セミハードタイプ」の製法で作られています。
オランダのロッテルダム近郊ゴーダ村(オランダではハウダと発音)で、13世紀頃から作られているオランダを代表するチーズで、今ではオランダのチーズの生産量の過半数を占めます。
昔のオランダでは、農家のチーズづくりの担い手は女性でした。ゴーダつくりは伝統的な道具と手法で、母から娘へ、姑から嫁へと受け継いできた大切な"女性の仕事"でした。伝統的なオランダ産のゴーダチーズは円盤型(直径35cm、高さ11cm、重さ12kg)で、通常、表皮は黄色のワックスなどでコーティングされています。組織は引き締まり、チーズの切断面には、大豆サイズの小さなガスホールがあります。
ゴーダの表面のコーティング材を取り除き、チーズを食べやすい大きさに切ってそのままで、スライスしてパンと一緒に、加熱すると溶けることから削ってピザのトッピングやサイコロ型に細かく切ってオムレツに、肉や魚のオーブン料理にも使用できます。
また、エメンタールの代用としてチーズフォンデュの材料に用いることもあります。
チーズが苦手な方でも食べやすいチーズで、ナチュラルチーズの初心者向けです。
そのまま食べる、またはチーズプラトーとして食べる場合は、食べる30分前に乾燥しないようにカバーして常温におくと、チーズ本来の味と香りが楽しめます。
相性がよいワイン
- 辛口の白ワイン
- 軽めの赤ワイン
- (ビール、ウィスキー)