サステナビリティ

第16期企業倫理委員会消費者部会

企業倫理委員会の専門部会の一つとして、消費者団体の代表者や消費者問題の有識者に雪印メグミルクグループの取組みに対して評価と意見をいただき、経営に反映させています。毎年、関東と関西で開催しています。

関東消費者部会

開催日

2024年11月21日(木)

議題

「骨太な未来プロジェクト」についての意見交換

出席者

【社外有識者】(五十音順)

小笠原 むつみ 氏

(サステナビリティ消費者会議)

柿野 成美 氏

(法政大学大学院准教授、公益財団法人 消費者教育支援センター理事・首席主任研究員)

黒田 千鶴子 氏

(公益社団法人 全国消費生活相談員協会 事務局長)

小浦 道子 氏

(東京消費者団体連絡センター 事務局長)

大道 不二子 氏

(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 東日本支部食部会代表)

古谷 由紀子 氏

(サステナビリティ消費者会議 代表)

永田 裕子 氏

(公益社団法人 全国消費生活相談員協会 食の研究会副代表)

廣田 浩子 氏

(全国消費者団体連絡会)

山田 浩史 氏

(日本生活協同組合連合会)

【雪印メグミルク(株)】

板東 久美子

(社外取締役、消費者部会 部会長)

畑本 二美

(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)

有識者からの主な意見

  • 「MBP(Milk Basic Protein)」がプロテインとは知らず、骨に良い=カルシウムだと思っていたので、「MBPドリンク」など骨密度を高めると謳う商品にカルシウムが入っていないことを初めて知った。これらの商品をアピールする際は、カルシウム摂取の必要性と共に基本の食生活にプラスするものとして、消費者に正しく理解をしてもらえるよう丁寧に説明を行ってほしい。
  • カルシウムが十分摂取できていない中、さらに「MBP」も摂るとなるとハードルが高くなる。カルシウムも「MBP」も摂れる商品があるとありがたい。
  • 骨折による体力低下や回復にかかる負担など骨折によるネガティブな情報と、骨密度は美容に関係するとのポジティブな情報発信を併せて行うことで骨の健康により関心をもってもらえる。特に、骨折は高齢者に、骨密度による美容の観点は中高年から若年世代に響く。
  • 定期的に、かつ気軽に骨密度をチェックできる機会や環境を作ることが重要だ。
  • 子供をもつ母親に骨貯金の必要性を浸透させることが大事。
  • 骨密度が若いうちにピークを迎えるという大事な情報を、学校教育の場で学べるよう働きかけてほしい。
  • 被災地では、栄養の偏りなど健康に不安を抱えており、店舗で健康度測定会を開催すると多くの人が集まる。健康度測定などによる健康チェック・健康に関する啓発活動を行うと良い。

関西消費者部会

開催日

2024年12月4日(水)

議題

「骨太な未来プロジェクト」についての意見交換

出席者

【社外有識者】(五十音順)

石田 昌夫 氏

(公益財団法人 関西消費者協会 事務局長)

今久保 智子 氏

(特定非営利活動法人 京都消費生活有資格者の会 副代表理事)

岡本 孝子 氏

(なにわの消費者団体連絡会 事務局長)

辻 由子 氏

(奈良県生活協同組合連合会)

中村 智惠美 氏

(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 西日本支部)

溝内 啓介 氏

(特定非営利活動法人 コンシューマーズ京都 事務局長)

米田 覚 氏

(全大阪消費者団体連絡会 事務局長)

【雪印メグミルク(株)】

板東 久美子

(社外取締役、消費者部会 部会長)

畑本 二美

(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)

有識者からの主な意見

  • 「MBP」だけを摂取すればよいと思われないよう、日光浴や運動など日頃の生活で気を付けるべきことの情報提供もしっかりと行ってほしい。
  • 例えば、高齢者施設や学校などにターゲットを絞り、高齢者や学生などへの一定期間の継続摂取の効果を検証する。その結果を示すことで取組みへの企業姿勢が消費者に伝わり、消費者の購買意欲につながる。
  • 「毎日骨ケアMBP®」にはカルシウムが配合されていると誤解していた。また、飲めばすぐに効果が出ると誤解している高齢者も多いと思う。大切なのは続けて飲むことである。50mlでは物足りなさを感じるため、「MBPドリンク」程度の容量があることが飲む動機づけとなる。
  • 足や膝の痛みが治まることを期待して、牛乳や「MBP」を摂取している高齢者が多い。高齢者が元気に歩いて生活できるような製品を開発してほしい。
  • 骨折により入院することで、認知症に進むと言われている。骨折の恐ろしさとともに、転ばない、転んでも骨折しない体づくりの必要性をアピールすることが大切である。
  • 日頃食べている料理でカルシウムを摂ることが重要だ。スキムミルクを使用したレシピを店頭で示すことで、カルシウムの摂取量とともにスキムミルクの需要が増えることが期待できる。

有識者からの意見を受けて

幅広い世代のお客様に向けて骨の健康に関する情報を発信することに加え、「MBP」の骨密度を高める機能の説明はもとより「MBP」関連商品の成分や機能の違いを丁寧に情報提供する必要があることに気付かされました。お客様に正しくご理解いただくために、分かりやすく説明することを心掛けてまいります。

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