環境マネジメント体制
雪印メグミルク(株)の環境マネジメントは、環境保全活動の最高責任者である社長をトップに、環境担当役員を環境統括責任者とする環境マネジメントシステム(EMS※1) によって総合管理をしています。また、各部門には環境管理責任者をおくことで、全員参加型の環境マネジメントに取組み、ISO14001:2015※2に準拠した環境マネジメントシステムを推進しています。
※1 EMS
Environmental Management Systemの略
※2 ISO14001:2015
組織内で環境保全に取り組むための体制作りに関する国際規格
ISO14001認証取得
事業活動が及ぼす環境への負荷を少なくするために、環境保全に積極的に取り組み、その成果を客観的に示すため、ISO14001を認証取得しています。現在は、雪印メグミルク(株)、みちのくミルク(株)、いばらく乳業(株)、八ヶ岳乳業(株)の4社で認証を取得しています。
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ISO14001:2015年版の運用
年度毎に、全社環境目標を策定し、社長のマネジメントレビューを実施しています。また、サイト毎で企業活動に影響を及ぼす環境リスク・機会を抽出する仕組みを作り、そこで抽出された項目は対応策を検討し、環境目標を策定しています。
環境法令の遵守
環境法令を遵守するため、eラーニングによる環境担当者教育や、法令の遵守評価を全事業所で実施しています。工場では、万一の環境トラブルに備え、緊急事態を想定した教育訓練、予防保全、定期点検を実施しています。
水を使った「生乳流出時」の対応訓練(雪印メグミルク㈱幌延工場) |
環境監査体制
環境監査には審査機関による外部審査と社内で実施する内部監査があり、EMSの運用状況や法令遵守の状況を総合的に確認しています。
雪印メグミルク(株)の内部環境監査は、生産部が行う第一者監査と、サステナビリティ推進部が行う第二者監査の2種類を組み合わせて実施しています。第一者監査では業務をよく知る監査員による業務改善効果が、第二者監査では客観的な立場からの法令チェックや課題抽出に大きな効果が出ています。
内部環境監査(八ヶ岳乳業㈱小淵沢工場) |
環境教育
全社EMS事務局が主催する環境教育は、環境eラーニング、ISO14001や環境法令の基礎を学ぶ営業系管理系環境基礎研修、内部環境監査員育成のための内部環境監査員研修など、各種教育制度があり、環境意識の向上を図っています。環境eラーニングのうち、一般教育コースでは雪印メグミルク(株)の全役員・従業員に受講を義務付けています。また、昨年度よりグループ会社向けの環境eラーニングを開始しています。
環境研修(オンライン) |