
セミハードタイプ
モルビエ
Morbier:英語表記
食べやすさ
断面の中心に黒い線が入っている、珍しいチーズです。
大型チーズを造るには十分な量のミルクがないときに、フランシュ・コンテ地方の農民たちが考え出したチーズだといわれています。
彼らは次の搾乳までの間、カードを保護するため銅鍋(Chaudron ショドロン)の底の煤をカードの表面にまぶしておき、その上に新しく準備されたカードを重ねたので、真ん中の黒い線はそのまま残りました。
現在でも、植物性の炭を使ってチーズの中心に水平に黒い線が入るように工夫されています。
味わいにも食感にも特に影響はありません。
チーズの表面はコンテと同じく塩水で拭きます。約2ヶ月ほどで食べ頃になります。
2000年にAOP(EU統一の原産地名称保護)を取得しました。
- ※AOPは、2009年よりAOC(原産地名称統制制度)から移行しています。
原料乳 | 牛乳(無殺菌乳) |
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原産国・地域 | フランス |
見た目の特徴 | 表皮はベージュからオレンジ。断面には黄色い生地の中心に黒い線。 |
味の特徴 | 軽い甘みにやさしい果実味がある。むっちりとした食感。 |
熟成期間 | 最低45日間 |
固形分中乳脂肪 | 最低45% |