牛乳パックのリサイクル
牛乳パックはリサイクルに出すことによって資源としての価値が生まれ、トイレットペーパーなどにリサイクルされることを知ることで、木材や森林を取り巻く生態系や環境の保全について理解するきっかけになります。捨てればゴミ、生かせば資源。一人ひとりが意識を持って、もっともっとリサイクル率を高めていきたいものです。
枝や端材から作られる牛乳パック
牛乳の紙パックは、主に北米や北欧の針葉樹を原料にして作られています。これらの地域は森林管理が行き届き、森林面積は増加傾向にあります。紙の原料になるのは幹の上部の枝や、製材過程で除かれる外周部分や端切れ、おがくずなど。用材に適さない残材を無駄なく使ってできているのです。
洗って、開いて、乾かしてリサイクル
牛乳パックに「洗って開いてリサイクル」の表示があるのは知っていますか?
牛乳パックを分別回収に出すときには、「洗って、開いて、乾かして」が基本です。コンパクトにまとめることで、かさも減り、効率よい運搬が可能になります。また、牛乳パックは、紙をポリエチレンで挟みこむことで防水性を高めています。この容器構造のため、他の古紙と分別回収する必要があるのです。
牛乳パック(1000ml)6枚で、トイレットペーパー1個に
牛乳パックは、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーなどに生まれ変わっています。たとえば、1000mlの牛乳パック6枚がトイレットペーパー1個に変身します。その量はトイレットペーパーで換算すると実に年間2億個分を超えるそうです。ぜひ、牛乳パック回収にご協力いただくのとあわせて、「牛乳パック再生紙」と表示された商品の積極的なご利用もお願いします。
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