牛乳パックのリサイクル
回収率50%以上を目指して
紙パックのリサイクル率はここ数年、横ばいが続いています。2020年度現在、印刷不良などの産業損紙や古紙を含む紙パック全体の回収率は38.8%、家庭などからの使用済み紙パック回収率は、29.7%です。家庭などからの回収率を高めていくことが課題です。
「全国牛乳容器環境協議会」では、この回収率を2025年度には50%以上になるよう、推進しています。
牛乳パックの回収ルート
家庭などからの使用済み紙パックの回収ルートはさまざまですが、回収量の約5割はスーパーマーケット、生協などの店頭回収によるものです。
市区町村は地域によって差がありますが、直接回収の他に、集団回収団体への支援、店頭回収情報の広報などで、間接的にも回収を支えています。学校給食用の学乳パックも、まとまった量があり、また環境教育という面からもとても重要です。回収ルートが多様で身近であればあるほど、回収量は増えていきます。
回収ボックスで回収率アップ
全国牛乳容器環境協議会では、回収拠点地の拡大を目指して、全国各地に回収ボックスの設置を進めています。設置場所の提供と、定期的な回収システム(地方自治体・行政窓口に相談)を構築すれば、学校・団体・企業などの単位で設置が可能です。こんな回収ボックスがあると、興味を引かれてさらにたくさんの回収が期待できます。
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