Letter From Factory 今の雪印を見てください。 雪印
Letter From Factory雪印工場見学北海道2泊3日の旅両工程とも終了しました
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1. 雪印工場見学北海道2泊3日の旅について
2.お客様をお迎えして
3.見学会では
4.昼食会でのお客様との対話で
5.一人でも多くのお客様と
6.大樹工場を第二の創業の地に
大樹工場の出荷検査体制
お客様からのご質問より
お客様からのご質問より

Q1 食中毒事件後、品質管理はどう変わったのですか。
A1
現在の雪印乳業の品質保証システムについて、ご説明します。
事件後の雪印乳業独自の品質保証システム(SQS)は、世界標準の品質マネジメントシステムである「ISO9000」と「HACCP」の考え方を入れた規格・基準・標準により製品品質をつくり上げております。
また、その決められた仕組みが正しく行われているかをチェックする仕組みとして、3方向からのチェック監査体制をもって、「食の安全」を保証し、お客様に安心していただける商品をお届けします。


3方向からのチェック監査体制とは・・・
一つは、「ISO9000内部監査員」の認証者を全工場に配置し、内部監査で決めたことが確実に行われているかの確認を行っております。
二つ目は、内部監査が適正に行われ、品質管理の仕組みが機能しているかを商品安全監査室による社内監査で確認しております。
三つ目は、社外専門委員で構成する企業倫理委員会の中に、品質部会を設置し第三者の視点でのチェック体制を構築しております。

大樹工場では・・・
組織を変更して責任者を明確にしました。具体的には製造課を二つにわけ、さらに品質管理室、酪農課、工務課を新たに設置し、経営職をおき責任を明確にしました。
品質面では、チーズ全製品で黄色ブドウ球菌エンテロトキシン検査を行うこととし、そのための人員も増やしました。また工程検査のサンプリングも頻度を高めました。
監査では社外では帯広保健所の査察を毎月2回程度受け、社内の商品安全監査室による監査は年に2回程度受けています。
マニュアルと日報の見直しを行い、履歴を明確にし、責任・権限・報告・記録を確実に記載するようにしました。


Q2 市乳工場ではHACCPは食中毒事件前から取得していたのでは。大阪工場はHACCPを取得していたのに、どうして。
A2 大阪工場は「厚生省・大阪市原因究明合同専門家会議」ではHACCPに関する管理基準の逸脱等の大きな問題点はなかったと報告されておりますが、事件後HACCPの内容の検証を行いプランの精度を高めるとともに、記録と検証の徹底を図っております。
乳製品工場においても、HACCPの考え方に則った品質マネジメントを実施しております。

Q3 大阪工場の衛生管理が問題となったが、従業員教育はどうなっているのか。
A3 第三者機関及び保健所等より外部講師を招聘し、衛生教育を行っております。
また現在、工場のみならず全従業員が衛生知識を習得するトレーニングシステムの体系(階層別カリキュラム等)を、構築中であり、衛生教育の充実を図ってまいります。


大樹工場では・・・
保健所による全員教育を年1回(7日間)、工場品質管理室による衛生教育(微生物の特性、殺菌などの基礎教育)を年1回実施しています。
職場ごとに衛生講習会を実施しています。
新入社員、転入者には最初に品質教育をし、2ヶ月後にフォロー教育を実施しています。
各職場の副主任以上の者は全員食品衛生責任者の講習を受け、資格を取得しています。


Q4 食中毒事件では、危機管理マネジメントが働かなかったが、いまは大丈夫か。
A4
事件後、365日稼働のお客様センターを本社に設置し、お客様苦情受付の一元化と迅速な連絡体制を充実させております。
商品事故の場合、重大化予測苦情判断基準を明確にし、対応の決定権限者や告知方法などマニュアルを再整備しております。停電時のマニュアルも再整備しております。
また、現在製品出荷履歴システムも構築中であり、万が一事故が発生した場合には、お客様へのご迷惑を最小限にするための危機管理体制を徹底してまいります。

Q5 お客様志向が欠けていたことが内向きの企業風土を生んだのでは。
A5
トップから一般従業員まで、お客様の生の声を継続して伺う体制を充実してまいります。
お客様からのご意見やお問い合わせを経営に反映させるため役員参加のもと「お客さまモニター制度」を首都圏・近畿圏50名でおこない、様々な改革の視点をいただいております。
また、事件後、週1回の社長出席の定例会議で、お客様センターに寄せられたお客様の生の声を聞き、商品の表示の見直しや改良を実行しております。

Q6 工場での信頼の回復はどうしているのか。
A6
全国の工場ではお一人様からでも見学いただける体制を整え、お客様の声を頂戴しております。
4月以降、全国16工場で「工場開放デー」を実施し、延べ30,000人のお客様と触れ合う機会を設けさせていただきました。

Q7 食品メーカーとしての「食を預かる責任」をどう実行していくのか。
A7 食品メーカーとして、お客様に安心して召し上がっていただける、安全な商品をお届けすることが、重要な責任と感じております。
その実行としては、当社独自の品質保証システム「SQS」により、企画、基準、標準を設定し製品の品質を作り上げていくことです。
また、決められたことが正しく行われているかを確認する仕組みとして、工場の品質管理室、社長直轄の商品安全監査室で監査するほか、外部の目である「企業倫理委員会品質部会」でも必要の都度監査・指導を実施し、製品品質を確保してまいります。

Q8 企業倫理や社会貢献についてどう考えているのか。
A8 企業倫理徹底に向けた活動として、法令順守・品質・経営全般について倫理的側面から”社外の目”による提言や勧告をいただくため、2002年6月に企業倫理委員会を設置いたしました。
「企業行動憲章・行動指針」と「商品の表示」について提言をいただき、社として実現に向けて検討を進めています。


大樹工場の社員よりお客様へ
Letter From TAIKI 1 Letter From TAIKI 1
「お客様の顔を思い浮かべながら製品を作ります」
Letter From TAIKI 2 Letter From TAIKI 2
「お客様の期待に必ずお答えすると約束しました」
Letter From TAIKI 3 Letter From TAIKI 3
「お客様と製造マンの距離を縮める方法を考えます」



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