シェーブルタイプ

シャビシュー・デュ・ポワトー

Chabichou du Poitou:英・仏語表記
食べやすさ
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「シャビシュー・デュ・ポワトー」は、フランスのポワトゥー地域で生まれたチーズで、シャビシューのシャビ(Chabi)は、アラビア語で「山羊」を表す言葉シェブリ(Chebli)が変化したのではないかと言われています。
8世紀にアラビアから侵攻してきたサラセン軍がトゥール・ポワティエの戦いで、カール・マルテル軍に敗戦した後に、この地に残り、山羊を飼育しチーズ作りを行なったのが起源とされています。
外皮は薄く、熟成すると白い生地にグレーとブルーのカビがひろがります。中身は白く均質できめが細かくしっかりしていて、熟成が進むとさらに組織がしまります。ほどよい酸味とかすかな甘みが絶妙な味わいです。
1990年にAOC(原産地統制名称制度)を取得しました。

原料乳 山羊乳(無殺菌乳)
原産国・地域 フランス
見た目の特徴 樽栓(ボンドン)形で表皮はうすい。
味の特徴 ほどよい酸味と甘み。
熟成期間 最低10日間
固形分中乳脂肪 最低45%

シェーブルタイプのチーズとは?

「シェーブルタイプ」の一般的な製法でミルクからカードが作られます。

カードを型詰め後、最低10日間熟成させます。

フランスの中西部のポワトゥー・シャラント県で作られているチーズです。
この地方は石灰岩平野と沼が多く、豊かな土壌ではなかったため、やせた土地でも育てやすい山羊の飼育が根づき、そのミルクを使ったチーズ作りも盛んになったようです。

熟成が若いうちは、マイルドな酸味を楽しめます。熟成が進むと中身が締まり、ナッツの風味と刺激のある味わいに変わります。
薄くスライスしたバケットにはちみつや、無塩バターと一緒にのせて。サラダに入れて、ローストした松の実、レモン汁、オリーブオイルをかけるのもいいでしょう。
熟成が進んだものは、チーズケーキに入れたり、細かくきざんでクッキーに入れて、ひと味ちがう風味が加わり楽しめます。

このチーズを使ったレシピ

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