雪印メグミルク大樹工場における
ホエイの新たな活用による環境負荷低減の取組みについて
雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:西尾 啓治)は、乳資源の有効利用のため、ホエイの新たな活用に向けた検討を開始しており、この取組みの一環として、大樹工場にメタンガス化施設を設置します。
チーズを製造する際の副産物であるホエイ(乳清)には、多くの有用成分が含まれることが知られており、粉末に加工して育児用粉ミルクの原料や製菓材料として利用されています。当社では、ホエイの用途拡大を目指し、ホエイに含まれる有用成分を用途に応じた最適な形で回収する技術の確立に向けた具体的な検討を開始しています。
大樹工場では、ホエイや有用成分回収工程で発生する残渣等のバイオマスをメタン発酵処理し、発生させたメタンガスの全量を工場のエネルギーとして有効活用いたします。
これらの取組みにより、ホエイの新たな利用方法の技術確立を大きく前進させるとともに、メタンガスの活用やホエイの加工で使用する大量の水やCO2排出量を削減することで、環境負荷の低減を図ります。
【設備概要】
・施設名:メタンガス化施設
・投資額:約29億円
・メタンガス利用方法:大樹工場内でエネルギーとして全量使用
・環境負荷の低減(見込み)
(1)CO2排出量:年間約8.4千トン削減
(2)用水使用量:年間約 15万トン削減
・稼働開始予定:2023年度上期
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雪印メグミルク株式会社 広報IR部 広報グループ