牛乳パック(1000ml)6個でトイレットペーパー1個に変身!
牛乳パックがリサイクルされると、トイレットペーパーなどに変身するんだよ。
紙パックのリサイクル
みんなの家では牛乳パックなどの紙パックはどうしているかな?
燃えるゴミに出している?それとも、洗ってリサイクルしている?
牛乳の90%以上が紙パックで売られていて、国内で年間100おく個、一人当たり77個の紙パックが使われていることになるんだ。
飲み終わった紙パックは大切な資源として、現在約30%がリサイクルされているんだよ。
すてればゴミ、再利用に使えば資源。
みんながリサイクルのことを考えて、リサイクル率が高くなるようにしたいね。
枝や端材から作られる紙パック
牛乳などの紙パックは、主に北アメリカや北ヨーロッパの針葉樹(しんようじゅ)を原料にして作られているんだ。これらの地域は森林管理が行き届き、森林面積は増加傾向にあるんだよ。
紙の原料になるのは幹(みき)の上部の枝(えだ)や、製材(せいざい)過程(かてい)でのぞかれる外周(がいしゅう)部分やはしきれれ、おがくずなど、用材(ようざい)に適(てき)さない残材(ざんざい)をむだなく使っているんだよ。
洗って、開いて、かわかしてリサイクル
紙パックに「洗って、開いて、リサイクル」の表示があるのは知っているかな?
紙パックをスーパーなどに置かれている分別(ぶんべつ)回収(かいしゅう)ボックスなどに出すときには、「あらって、開いて、かわかして」が基本(きほん)!
コンパクトにまとめることで、かさもへって、効率(こうりつ)よく回収することができるよ。
牛乳などで使用している紙パックは、紙をポリエチレンという素材(そざい)で挟み(はさみ)こむことで防水性(ぼうすいせい)を高めているんだよ。この特別な構造(こうぞう)で作られている紙パックだから、新聞などの他の古紙と分別(ぶんべつ)して回収(かいしゅう)する必要(ひつよう)があるんだよ。
牛乳パック(1000ml)6枚で、トイレットペーパー1個に
紙パックは、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーなどに生まれ変わるんだよ。
たとえば、1000mlの牛乳パック6枚がトイレットペーパー1個に変身するんだ!
その量はトイレットペーパーで換算(かんさん)すると、年間2おく個分を超えるんだって!
紙パックの識別(しきべつ)マークがついていれば、牛乳だけでなくジュースやお茶の紙パック、また、500mlや200mlなどの紙パックもリサイクルできるよ。
みんなで「あらって、開いて、かわかしてリサイクル」を合言葉に、リサイクルしようね!