骨の健康度チェッカーにチャレンジして
あなたの健康度を把握しよう!
監修:整形外科専門医 長田夏哉
気になる!みんなの結果は・・・
「骨の健康度チェッカー」
全国の男女約25,000人の
結果を公開
骨の弱まりが進行している脆弱性骨折予備軍が約6割以上!
約2人に1人が骨の健康に「注意が必要・気をつけて」との結果に。
「骨の健康度チェッカー」の判定結果を「厳重注意」、「要注意」、「注意が必要」、「気を付けて」、「まだ大丈夫」「今は良好」の6つの項目に分類しました。その結果、危険度上位3項目の合計であり、骨の弱まりが進行している脆弱性骨折予備軍はおよそ6割以上にのぼることが判明。また、「注意が必要」の割合が4割以上を占めることが分かりました。
「注意が必要」は骨密度が低下して骨の健康度が弱くなり始めている状況であるため、今からでも食生活や運動習慣などの日常生活を見直し、体の健康のために改善する必要があります。2番目に多い項目は「まだ大丈夫」の判定ではあるものの、3番目には危険度が最も高い「厳重注意」の判定となっており、多くの人が骨の健康意識を改める必要があることが明らかになりました。
雪印メグミルク株式会社は、全国40歳〜79歳の男女計500名を対象に、「中高年に対する外出・骨の健康に関する調査」を実施し、その結果、長期化するコロナ禍で骨の強度が低下している可能性があることが分かりました。
医師 宗圓 聰 先生が解説!
中高年に対する外出・骨の健康に関する調査
骨が健康かどうかは普段の生活ではわかりいくもの。
定期的に骨密度測定を行うなどして、骨の健康状態をご自身で把握しましょう!
宗圓 聰 先生
運動不足により、骨は確実に弱くなります。上記のデータのように、運動不足を感じている方の割合は約半数いますので、特に中高年では骨の弱まり(脆弱化)が起こっていてもおかしくありません。
運動不足により転倒の危険性も増えます。さらに「転ぶ」「ぶつかる」などの軽い衝撃でも骨折を引き起こす危険性があります。
「平成28年 国民生活基礎調査」によりますと、転倒・骨折は、要介護4・5で介護が必要になった主な原因の第3位です。
骨折、とくに太もも(大腿骨近位部)の骨折は要介護となる要因の1つであり、大腿骨近位部骨折による5年後生存率は3分の2未満と生存率も低くなります。
健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばすためにも、要介護予防=骨折予防=骨粗しょう症の予防、治療は特に重要です。