牧場名 | : | 木庭(こば)デーリィ・ファーム |
---|---|---|
所在地 | : | 福岡県八女(やめ)市大字吉田 |
開設 | : | 昭和60年(就農) |
規模 | : | 年間出荷乳量 約400t |
飼料畑 | : | 約3ha×年2回(デントコーン) |
牛の頭数 | : | 乳用牛 65頭(経産牛42頭・育成牛20頭) |
牛舎 | : | 繋ぎ飼い |
(2007年11月)
牧場名 | : | 木庭(こば)デーリィ・ファーム |
---|---|---|
所在地 | : | 福岡県八女(やめ)市大字吉田 |
開設 | : | 昭和60年(就農) |
規模 | : | 年間出荷乳量 約400t |
飼料畑 | : | 約3ha×年2回(デントコーン) |
牛の頭数 | : | 乳用牛 65頭(経産牛42頭・育成牛20頭) |
牛舎 | : | 繋ぎ飼い |
(2007年11月)
牧場周辺は茶畑
牧場は猫の天下
牧場からの眺望
番犬「ミミ」
収穫は、酪農家同士、
協同で機械を持ち寄って作業
協同で作業する酪農家の皆さんと
「品質の良い生乳を生産するには、まず、牛が健康なことが第一。毎日、牛をよお〜く観察することがだいじです。餌の食い残しはないか、色つやはどうか、ケガをしてないか、発情しているか」などなど・・・。
そうして健康状態をチェックした上で、たっぷりと餌を与えるのが品質の良い生乳を生み出す基本だそうです。
「今、酪農家は、牛乳消費の落ち込みや、餌などの原料高、低乳価などであえいでいるのが現状。」
「大型酪農と、小規模酪農が共存、共栄し、後継者や新規就農者が育つ、魅力的で力強い職業になっていかなければいけないと思う。」
「地域の酪農が、消費者にとって、もっと身近な存在でありつづけたいとも思っています」と木庭さん。
酪農家さんの牛乳の活用方法を、奥様に聞いてみました。
牛が出産直後に出す「初乳」は、成分にムラがあるため5日間出荷することができません(乳等省令)。
捨ててしまうのももったいないので、「牛乳豆腐」を作ります。
温めた牛乳に酢をまわしいれて、布巾などで漉して水分取り除いたら出来上がり。初乳は成分が濃厚なためおいしくできるのだそうです。この「牛乳豆腐」をショウガ醤油で食べるのが美味。
酪農家さんの「まかない飯」というところでしょうか。
※乳等省令で、産後5日間の初乳は、免疫グロブリンが多いため出荷が禁止されているが、自家煮沸すれば飲めます。
※市販の牛乳でもおいしい「牛乳豆腐」を作ることができます。
作り方はこちら>>「牛乳豆腐の作り方」
また、ホットケーキやカレー、シチューなどに牛乳をたっぷり使用します。
「牛乳風呂も、お肌にいい」とお風呂に、牛乳を2〜3リットル入れることも。
「若い人が、高校生ぐらいになって学校給食が終わるととたんに牛乳を飲まなくなってしまう。僕たちは、安全でおいしい牛乳を作るから、メーカーは牛乳を飲み続ける習慣をもっとPRしてほしい。」
と木庭さんから要請されました。
大変お忙しい中、取材対応いただき本当にありがとうございました。
「牧場主が優しいと、牛舎の牛も優しい顔」と、雪印メグミルクの酪農担当が前に言っていたことがありますが、とても優しそうな目をした木庭さんと牛さん達でした。
木庭デーリィ・ファームで搾られた生乳は、雪印メグミルク福岡工場にも納入していただいております。
自然に逆らわず、でも自然に負けないで一生懸命搾っていただいた生乳を、新鮮でおいしい「雪印メグミルク牛乳」としてお客様にお届けしていきたいと思いました。
(2007年11月)