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きんぴら、柳川鍋、けんちん汁などになくてはならない野菜「ごぼう」。独特の風味と食感が特徴です。
ところで、「ごぼう」を漢字でかけますか?
「牛蒡」と書きます。
なぜ「牛」なんでしょうか?
牛蒡は、キク科の薬草として中国から伝わりました。
中国では草木の大きなものをあらわすのに「牛」という字を使います。ごぼうは、「蒡」という草に似ていて「蒡」より大きな植物だったので「牛蒡」となったのだそうです。アザミのような花が咲きます。
牛蒡を“栽培して”根を食用にしているのは日本人だけといわれています。
そういえば、戦時中に捕虜の外国人に、少しでも野菜不足を解消するために、苦労して調達した牛蒡の煮物をだしたところ、「木の根っこを食べさせられた。捕虜虐待である」と訴えられ、戦犯裁判で有罪になったという笑えない話も残っています。 |
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