本年6月末、弊社大阪工場が製造いたしました低脂肪乳等により、大阪市を中心に近畿・中四国の多くの方々に多大な苦痛をもたらす食中毒事故を惹き起こし、広く国民の皆様に牛乳・乳製品をはじめとする加工食品に対し、不安をいだかせる結果となりました。
私共、雪印乳業はこの事故を食品にたずさわる者として極めて重い責任であると痛感しておりますとともに、大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深く深くお詫び申し上げます。
事故発生以来、約半年が経とうとしておりますが、この間、健康被害に遭われました方々の補償、ケアーを最優先に取り組んでまいりましたが、全国の従業員を動員して、誠心誠意対応させていただきました結果、現在、お客様ケアセンターで対応させていただいている方は約100名となっております。私共は、今後も継続して被害者の方々のケアーにあたることが、弊社の社会的責務であると思っております。
さて、一昨日(12/20)事故の原因につきまして、厚生省・大阪市の原因究明合同専門家会議において報告があり、本事故の原因が大樹工場製造の脱脂粉乳に含まれたエンテロトキシンによるものであったとの発表がありました。
弊社といたしましては、本会議の発表を受けて本日(12/22)午前、弊社本社内において会見を開き、弊社自身の手で調査した結果の説明を行い、事故原因究明の一応の区切りとさせていただきました。
今後に向けましては、全社一丸となって再発防止に向けた取り組みの推進と企業体質・風土の改革を行い、また新年よりは本格的に再建計画の実行に着手してまいる所存でございますので、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。
[原因調査結果報告書(12/22記者会見配布資料)](PDF形式
28.9K)
[再発防止策一覧]
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