フレッシュタイプ
「フレッシュタイプ」とは、熟成させないチーズのこと。乳に乳酸菌や酵素を加えて固めて、水分をとると白い固まりができます。これがフレッシュチーズです。このタイプは他のチーズと比べて水分が多く、軽い酸味とさわやかな風味でくせが少ないのが特長です。なお、鮮度がおいしさを左右するので、開封後は早めに食べ切りましょう。
「フレッシュタイプ」の一般的なつくり方
乳に乳酸菌または酵素を加えて凝固したもの(凝乳)から、ホエイ(乳清)を除去したものがフレッシュチーズです。(凝乳の方法には、酸凝固や熱凝固もあります。)
すべてのチーズはこのフレッシュチーズから始まります。
こんな食べ方がおすすめ!
「カッテージチーズ」 「プティスイス」 「クワルク」
(比較的水分が多く、脂肪も通常かそれ以下のもの/ヨーグルト状のもの)
みかんやリンゴ、バナナ、ぶどう、キウイなどにのせてそのままお召し上がりください。ジャムやマーマレード、はちみつなどを加えると、いっそうおいしくなります。
野菜と一緒に食べるときは、香辛料や塩味を加えて、ディップやサラダのドレッシングにします。
意外なのは、かつお節やのりの佃煮、梅干し、乾燥のりなどにも合うこと。これらと合わせて、和風仕立ての朝食メニューとしてもおいしいです。
「クリームチーズ」 「マスカルポーネ」 「フィオレロ」
(比較的脂肪の高いもの)
これらのクリームチーズ系のチーズには、香辛料やナッツ類、果物などを加えているものも多いので、そのまま食べたり、パンにぬったり、ソースの原料として使うと最適です。
「モッツァレラ」 「フェタ」
(やや弾力性のある組織で、やや水分を少なくしたもの)
モッツァレラはピザの材料として有名ですが、野菜サラダに加えたり、完熟トマトと一緒に食べるカプレーゼがおすすめ。
フェタは塩分が強いので、料理の材料にしたり、調味料代わりに使います。
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