
2025年5月、雪印メグミルクグループはおかげさまで創業100周年を迎え、「次の100年」に向けた第一歩を踏み出すことができました。2026年は、当社グループの成長戦略を一段と具体化して取組みを加速することで、飛躍的な成長をより確かなものへ昇華させる、極めて重要な一年となります。
足元の経済環境を見ますと、昨年は企業収益の持ち直しやインバウンド需要の増加などを背景に緩やかに回復しており、先行きについても雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が期待されます。一方、長引く物価上昇が消費者マインドに与える影響や、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まりによる景気の下振れリスク、金融市場や為替・金利動向については引き続き注視する必要があります。
このような環境下、当社グループは創業100周年を機に、創業の精神である「健土健民」を企業理念である“存在意義・志”として改めて位置づけました。あわせて新たなコーポレートスローガン「Love Earth. Love Life.」を掲げました。このスローガンには、“人と自然が健やかにめぐる社会”の実現を目指していく、私たちの強い決意が込められています。
そして、次の100年に向けたマイルストーンとして2050年の理想の社会である「未来ビジョン2050」を描き、さらにその実現に向けた新経営計画「Next Design 2030」を策定し始動しています。
本計画では、「雪印メグミルクアセットの大変革」を戦略の柱に据え、市場成長性・収益性が高いチーズやヨーグルトなどの重点領域、ならびに「機能性素材」等の成長促進領域へ、経営資本を集中的に投下いたします。その一手となるのが、北海道・なかしべつ工場と茨城県・阿見工場への大規模設備投資であり、2028年度上期の稼動開始を予定しております。機能性商品においては、当社独自の高付加価値素材「MBP」を活用した商品群が伸長を続けており、海外市場でも、アジア各国の高齢化という共通課題に対し、ベネフィットを提供できるビジネスを加速させていきます。私たちはこれからも、「食の持続性」の実現に向けて、乳を通じて培ってきた知見と強靭性を新しい領域へと展開し、更なる価値を形づくることで、オーケストレーターとして業界をリードしてまいります。
2025年12月、当社は東京本社を移転いたしました。今回の移転は、当社グループが世界へと羽ばたき、次の100年を見据えるうえでの「第二の創業」の拠点となるものです。新たな環境のもと、より効率的かつ効果的な業務体制を整え、変革の質とスピードを一段と高めてまいります。役職員一同、気持ちを新たに、さらなる価値創造に向けて邁進する所存です。今後とも変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
雪印メグミルク株式会社
代表取締役社長 佐藤 雅俊
2026年4月1日


