「2002年3月、雪印」
私たちが犯してきた、悪質な行為の数々。
本当に申し訳ございません。
企業そのものに人格があるならば、
雪印は、感謝という心を持っていなかった、といえます。
消費者の皆様、酪農家の皆様、牛乳販売店の皆様、
お取引先の皆様、株主の皆様
に向ける感謝がないことにさえ、気づいておりませんでした。
現在も雪印製品を愛してくださっている皆様に、
申し上げるべき言葉がございません。
「自分さえ良ければ(助かれば)いい」
「すべて他人事。すべて他人のせいにする」
これが今までの、企業・雪印の人格です。
そしてこれこそが、社員ひとりひとりの中に、
多かれ少なかれ巣くっている悪しき「雪印らしさ」です。
これからお前たちはどうするのだ。
いったい今、何を考えているのだ。
そうした問いに対し、情けないながら、
現在まだ明確にお答えできる段階には至っておりません。
ただ、ひとつ。
社員からなる「雪印体質を変革する会」をスタートさせました。
私たちは、私たちのこれからを見ていてほしいと、
心から思っております。
雪印社員一同
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