弊社子会社雪印食品(株)の不祥事に関する件
このたびの雪印食品(株)の度重なる不祥事は、法令に違反する大変悪質な行為であり、皆様の信頼を裏切りましたことを、雪印グループの代表として、幾重にも伏してお詫び申し上げます。
このような不祥事を起こした原因は、社員個々人が社会人として当たり前のことを守れないという倫理感覚の欠如にあったものと思います。なぜ最低限のモラルさえ管理ができなかったかと悔いてなりません。
現在、雪印グループは行動憲章精神の具現化に向けて、最善を尽くしておりますが、未だ途上にあると言わざるを得ません。グループの役職員の全てがこの事件の背景にある問題をみつめ直し、一人ひとりが行動憲章を正しく理解し、行動できるよう尚一層努めてまいります。
食中毒事件以降取り組んできた雪印グループ再建計画の達成は、雪印食品(株)の不祥事により極めて難しい状況となりました。雪印グループ存続に向けては、これまでの延長線にはない、革新的な経営を目指さなければならず、お客様からの不信が続く雪印ブランドの存在を原点に返って見直し、信頼回復に向けてゼロからのスタートをきらなければなりません。
また、雪印グループの社会的存在価値が大きく低下する中で、雪印グループが本当に変わっていくためには、自らの力だけではなく新しい力が必要と考えております。
雪印グループを再興させることが、お客様、株主の皆様、取引先の皆様を始めとする、多くの関係者の方々に対する私の責任と重く受け止めております。現在、新たな再建計画の策定を鋭意取り進めており、その方向性および内容について、近日中に記者会見を開催し、ご報告させていただきます。
最後になりますが、雪印食品(株)の度重なる不祥事につきましては、重ねて、皆様に満身の意を持ってお詫び申し上げます。
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