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安心・安全といろいろ考えるけれど、やはり一番には、生産現場ってこんな苦労もしているという現実を、足を運んで自分の目で見て欲しい。動物に限らず野菜も果実もすべて生き物です。私たちは“日々大地の恵みを受けて生きている生き物”をいただいていると自分たちがしっかり感じ、また子供たちに伝えていく。そうするところから命の大切さが次の世代にも伝わっていくのではないかと思う。お店に並んだものだけを見ていてはなかなか見えてこないのではないかと思う。できることをもっとやって欲しい。
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BSEの発生以来皆さんはお肉を食べていただけましたか?BSEについて何か勉強して知ろうとしましたか?生産者には大変な苦労があった。今何をすべきか考え、消費者以上に理解しなければと勉強しました。
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牛小屋や農家のハウスがきれいというのは私たちにとっては当たり前のこと。汚ければすぐに菌が繁殖する。見て、あるいは聞いて、初めて分かることがたくさんあります。生産者にとって当たり前のことも、生産者に聞かないと分からないんです。
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トレーサビリティが言われるようになったのは最近だが、ずっと以前から、この時期にこんなことをした、農薬は〇〇を使った、ということは各農家で責任を持っていた。たまたまそうしない人がいて問題提起され「こんなダメなことがあったから一斉にやりましょう」となって、生産者としての自信や約束として制度に沿ってやっている。皆さんは「生産者がこんなことを言っていた」と周りの人に言って欲しい。私たちは今日来れなかった仲間に「消費者はこんなことを求めている」と話すから。
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トレーサビリティのためにパンチで標を耳に打つけれど、既に標が打たれているため1頭の牛が4枚の標を打つことになる。牛本人はもちろん周りの動物も一緒にストレスを感じている。牛は乳の出が悪くなったり餌を食べなくなったりと負担が大きい。でも、それをしなければ“消費者からの信頼に結びつかない”のであれば、牛には気の毒だけども仕方がないと思っている。
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こだわりの農産物はEマークとして各都道府県で認証されている。いきなりこれだけ見たのでは分からないと思うけれど。(見本を回覧してくださいました。)「Eマークって何だろう?」と思ったらぜひ調べて欲しいです。
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新しい乳製品が出てくる度に、牛乳を生産する酪農家がいなくなったら乳業会社はどうするのだろうと思う。美味しい乳製品を安心して食べたいなら、モニターとして雪印を応援するだけでなく酪農家も応援して欲しい。
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牛乳と水で値段が同じだったり牛乳の方が安かったりすることについてどう思うか聞かせて欲しい。私たち生産者はやっぱりとても残念なことだと思う。
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これから食を作るのは、生産者でもなく消費者でもない。みんなで一緒に作るもの。
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