● |
さつまいも作りをしているが、落ち葉はきをして堆肥をつくっている。それを一株一株の間にまくのですが、子供たちが焼きイモで「美味しい」と感激してくれる。そのために手間隙かけています。 |
● |
雪印は自分たちが扱っているものが加工品でなく、生乳であるという意識が必要である。 |
● |
商品の表示をもっと見やすく。それを見れば価値の分かるような表示をしてほしい。 |
● |
部門ごとにきちんと責任を持ち、商品にも「雪印の○○は私が作っています」というようなアピールをしたら良い。 |
● |
消費者が想像するような商品を作ってほしい。例えばローファットタイプなら生乳からそのまま脂肪分を取り除いたもの。カルシウム強化ならミルクから取ったカルシウムを使うなど。 |
● |
酪農を深く知れば、生乳をどういう風に生かそうかという思考が生まれるはず。 |
● |
ミルクスタンドやジューススタンドのような形で、直売店を小さなところから始めたらどうか。 |
● |
欠品の時は断る勇気を持ってほしい。無理をするから変なことになる。 |
○ |
生産者である農家の方々と直接お話をし、自分たちの生産したものに対して、自信に満ちていることに感動した。それは彼らの多くは、自分で原料・資材を仕入れ、作物を生産し、かつ、お客様と直接顔を合わす機会を自分自身で持っており、一人ひとりが経済活動の入口から出口まで把握できているからだと思う。その中で何をしたいのか、あるいは何を求められるのかという情報をうまく整理して、自分の進むべき方向に躍進するその姿は、我々が一番学ぶべきところだと思った。 |
○ |
今回対話会に参加された農家の方々は酪農、体験農場、農産物直売、スーパーへの直卸等 を営まれており、単なる生産者というだけでなく、それぞれに優れた事業家という感じがした。お客様の立場や、ニーズを深く考え、こだわりをもってもの作りをしている。それはやはり日本の農業の危機感の中から生まれたものだと感じた。 よいものを作ってお客様に提供し、喜んでいただく。この明快でシンプルな命題は われわれメーカーも全く変わらないと思う。 生産者の方々の 意見には、これからの当社にとって多くのヒントがあると思う。 |
○ |
日本の農業は非常に難しい局面の連続であり、現在も続いている。対スーパー、対同業者、対中国、それらの対応を模索する中から、安全性、おいしさなどの品質の追求に活路を見出している。このような目から見ると、当社のやり方は、多少歯がゆく感じられる。我々の創業者たちがこだわり続けた「本物のおいしさ」について改めて真摯に考えるべきだと思う。 |
○ |
酪農について、全社員が机上の知識だけでなく体験しながら勉強する必要性を感じた。それが当社社員としての誇り、製品に対する誇りにつながると思いました。安心・安全は大前提であるが、本当においしいもの、健康によい「本物」を作ること(お金の問題はあるが・・)でお客様から信頼を得ることができるのではと思う。営業・工場・酪農といった枠組みを外して、社内でももっと様々な部門の人間と話し合える機会が必要だと思う。 |
○ |
生産(仕事)と生活が直結している農家の方々との対話を通じて「生活者としての自分と企業人としての自分の間にギャップはないか」このことを感じた。これからの雪印の「本質的改革」とは、結局この「個人と会社のギャップ」の問題に解決をつけることであり、「社会と雪印のギャップ」と「生活者個人と企業人のギャップ」というのは、同じことだと改めて思った。 |
○ |
市乳製品は、より「本物」、即ち現在の主流的文脈で言えば、より「自然で」「加工されていない」方向に進むとすると、「メーカー」の存在意義はより小さくなる。それこそメーカーが「中抜き」される時代が遠からずくるのか。優秀な生産者と優秀なECベンチャーが組んだら、市乳類ビジネスは根本的脱構築が起こるかもしれない。我々メーカーは「何にこだわり、どう貢献していきたいのか」を極めて明快に答えられることが必要だと思った。 |
○ |
雪印乳業という会社の存在意義というものを深く考えさせられました。多くの人に迷惑をかけ、多くの人の信頼を裏切ってしまった会社が今後どのような形でなら、その存在を広く社会から認めてもらえるのか。そのヒントを生産者集団である農家の皆さんから学ぶことができました。商品に対する「こだわり」「思い」を持ちつづけること。又その商品を自分の命のように大切に扱うこと。商品のよさを広く社会に伝えていくこと。今回の事件から学んださまざまなことを活かして、どう社会に貢献できるかを意識していかなくてはならないと強く感じた。 |