雪印乳業株式会社

　

最終回は第4期のまとめです。18年度に新たに行なう食育プログラム案を、皆さんからいただいた意見に基づいて作成したので、それを実際に行なって評価してもらいます。
もう一つは、商品に関していただいた意見に対して社内でどのように生かしているかのご報告です。最終回は副社長も参加し、お客さまモニターの皆さんのご意見を伺いました。

	まず食育新プログラムについて、「チーズはひみつがいっぱい」という小学校低学年向けのプログラムを実際にモニターさんの前で行いました。

「顔」の解説
		「納得」のイメージ
		「不満」のイメージ
		「提案」のイメージ
		「疑問」のイメージ

【新プログラムについてのお声】
	『色々な食べ物をじかに見せて行なうのはわかりやすくとてもよい。』
	『手作りのツールも工夫されており、子供を飽きさせないように考えられている。』
	『子供達はとにかく話をきかない。体験をまず先に持ってきて、関心をひきつけた方がいいのではないか。ずっと座っているだけはつらい。』
	『小学生は1年差で理解度も相当変わる。プログラムにいくつかレベルを作り、きめ細かく対応することが必要。』
	『チーズの試食があるが、チーズが苦手な子供もいる。無理強いさせないようにしてもらいたい。』
	『説明に使う冊子のキャラクターが古めかしい。キャラクターはホームページや商品も含めて統一していった方がよい。』
	『プログラムが３０分は長い。気楽に見られるビデオなどを入れてはどうか。』
	『どの辺まで食品メーカーの出張授業が許されるかわからない。宣伝臭が強すぎても受け入れられない。』
	『試食のブルーチーズはちょっと疑問。チーズをむやみに嫌う子供も出るのでは。』
（逆にこんな匂いのチーズもある、という意味でよい、という意見もあり）

　

最後に商品や企業活動について今までいただいたご意見に対してどのような検討をしているのかご説明し、会を終えました。下記にいくつかの例をご紹介いたします。

	・	『サンモレ　ボン・フロマージュ』については、春に商品へのレシピ集添付のご提案をいただきましたが、商品改良し、秋からパッケージ裏面におすすめレシピを掲載しております。
	・	同商品については価格が高いとのご指摘をいただいておりましたが、コスト等を見直し2006年3月より450円から380円に値下げしております。
	・	『ハイ！チーズケーキ』について、「外箱と中包装フィルムのキャラクターの絵がちがっている」というお叱りを受けました。包装材料切り換え時に一時的に発生したことがわかり、今後このようなことのないよう、チェック体制の強化を検討しています。
	・	『キャノーラハーフ』については、「加熱調理に使わないでください」という表示が断定的すぎるとのご指摘をいただきましたが、改めて調理実験を実施した結果、通常のマーガリン類と比較して、油分飛散や焦げ付きやすい傾向が認められましたので、お客様の多様な使用環境や使用方法も想定し、表示は当初通りとしております。
	・	工場見学のご指摘については、設備面のこともあり時間はかかりますが、見学環境の改善や、子供向け見学の充実等を検討してまいります。
	・	食育のアピールについては、食育ホームページを11月に立上げ、活動レポートを掲載してアピールしております。そのほか、学校へのアプローチなども含めて今後も広報活動を充実させてまいります。
	・	「小学生向けチーズ冊子のキャラクターが古めかしい」というご指摘については、新しい冊子を作成しました。チーズを中心とする小学校向けプログラムに使用してまいります。
	・	食育活動の内容についてのご提案、ご意見は、当社の食育プログラム全体に反映させていただきました。

	19名の皆様にはたいへんお世話になりました。今後もどうぞ宜しくお願い申し上げます。なお、ご報告が遅くなりたいへん申し訳ございませんでした。

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