雪印乳業株式会社
雪印乳業株式会社
お客様モニターの方々との活動
お客様モニターオリエンテーション開催(大阪・東京にて)
2002年5月21日(火)、22日(水)の二日間でお客さまモニターの方々にお集まりいただき、オリエンテーションを実施いたしました。

このお客さまモニター制度は、雪印が社外の方々のご協力をいただきながら進めている改革の一つで、お客様の声を企業経営に反映させるための制度です。4月下旬に新聞紙上・ホームページを通じてモニターのご協力のお願いをさせていただきましたところ、2,900名を超えるお客様にご応募いただき、その中から首都圏・近畿圏それぞれ27名の方々にご協力いただくことになりました。

21日は近畿圏モニターの25名(欠席者2名)、22日は首都圏モニターの22名(欠席者5名)の方々にお集まりいただきました。その中でモニターの方々から、食に対する不安や問題点、弊社へのご意見などさまざまな意見をいただきました。主な内容は次のとおりです。
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↑大阪会場オリエンテーション

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↑東京会場オリエンテーション

【大阪会場】
生産者の顔の見える商品を作って業界全体のレベルを上げる努力をして欲しい。大企業の商品は食べ物なのに工業品というイメージ。
「香料」という表示が気になる。もっとわかりやすい表示はできないものか。消費者も調べようがない。
何故価格で競争するのか。食の基本である牛乳をメーカーがこぞって価格競争するからあのような問題も起こる。食の根幹を支えるものは安売りしなくてもよい。安くすることで酪農家の方が苦労する。1リットル130円で牛乳ができるわけがない。
賞味期限や消費期限、品質保持期限は何を基準に出した数字か、わかりにくい。もっと表示の意味をわかりやすくして欲しい。
消費者の判断基準は限られている。表示も全てが表示されているわけではない。結局、メーカー(ブランド)を信じるしかない。そして今、消費者は「雪印」というブランドが信用できず、選ぶものさしを一つ失った。
工場見学に行きたくても遠いので、雪印側が消費者の方へ説明しに来てはどうか。例えば学校の給食時間に話をするとか。
雪印の姿が見えない。何をやっているのかわからない。アピール不足である。工場見学ができることも、もっとアピールするべき。
当たり前のことを当たり前にやってほしい。それだけはしっかり言いたい。(お父様が食中毒の被害に遭われた方)


【東京会場】
サンプリング活動もいいが、信用がないうちは、いくら商品を配っても捨てる人もいるまずは信頼の回復を図ることが大事ではないか。
工場で製造している社員達は、みな自信をもって自分の家族に自社の商品を食べさせることができるのか。
工場見学をしても何が変わったのか、わからないのではないか。
正確で親切な表示をして欲しい。賞味期限も正しい情報が欲しい。
乳製品はわたしたちの生活から絶対に切り離せない。生きている限り付き合わなければいけない水のようなもの。日本国民の体を作る責任感を持って欲しいし、モニターとしてもそれを感じたい。
消費者の側も勉強しなくては。飽食が限界まで来ている。
人間が作るものだからミスはなくならないと思う。そのミスを隠さず、ミスが重なる場合は、システムエラーではないかと考え、対策を講じるべきである。
商品に対する不安はまだまだある。広告やホームページ上でのお知らせも必要だが、見ない人もたくさんいる。パッケージに小さくでも検査内容や「安心・安全」のメッセージを入れられないのか。主婦の目に入らなければ何もしていないのと同じこと。



次回以降は本格的な活動に入りますが、オリエンテーションで出された多くのご意見・ご提言の中からテーマを絞り、モニターの方々にご協力いただきながら改革に取り組んでいきたいと考えています。
次回は下記のスケジュールでそれぞれ工場視察をしていただく予定です。通常の見学ルートではなく、製造ラインに入っていただきモニターの方々の厳しい目で衛生面・品質管理面等チェックしていただきます。またその後、実際に製造している現場の社員との対話会を予定しています。
これまでの活動 >>

最後になりましたが、今回のモニターにご応募いただきました2,900名の皆さま、
大変ありがとうございました。
残念ながら今回モニターになっていただけなかった方々には今後、
モニターの活動報告をさせていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


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