遠浅工場新設 チーズ本格製造開始

昭和3年頃からチーズの研究・試作試験販売を始めていたが、昭和7年(1932年)、デンマークでチーズ製造研究中の藤江才介を採用し、北海道勇払郡安平村遠浅の地(千歳空港の南約10km)にチーズ工場を建設。
木造二階建て551㎡の工場にて本格的に製造を始めた。
昭和9年に商品を売り出したところ、たちまち品切れの盛況で、注文に応じきれず、施設は拡張につぐ拡張で、落成披露を行う暇もなかったという。
工場は1,680㎡に達し、わが国最初の大規模なチーズ専門工場となった。

  • 遠浅工場の全景(昭和9年)

  • 木製のバットでチーズ製造(昭和9年)

  • 「雪印北海道チーズ」 450g 定価 1円(昭和9年)

  • 「雪印北海道チーズ」 6Pタイプ(昭和10年)

  • 当時の料理の栞(しおり)